エコーキャンセラ対応ISDNボード(ISDN-PCI40、ISDN-PCIexp)は、64bit版のWindows7、Windows2008R2で御利用いただけます。但し、開発KITは32bit対応となりますので、上位プログラムのコンパイルはWin32環境で行ってください。作成されたプログラムは32bit版ですが、64bitWindows環境にインストールされたISDNボードを使用できます。
(2013/2/13)
Windows8環境でISDNボードを御利用いただく場合は、高速スタートアップ機能を無効にしてください。
高速スタートアップ機能は、下記のダイアログから変更可能です。
(1) 「コントロールパネル」=>「ハードウェアとサウンド」=>「電源オプション」=>「電源ボタン動作の選択」を開きます。
(2) ダイアログ内の「シャットダウンの設定」内の「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外します。
※ チェックが外せない場合は、ダイアログの上のほうにある「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックしてから試してください。
(3) チェックを外した後、「変更の保存」ボタンをクリックすれば変更完了です。
(2013/1/29)
ISDN-PCI40ボード用音声開発KIT(ISDN-PCI40-DEVV、ISDN-PCI40-LDEVV)、及びISDN-PCIexpボード用音声開発KIT(ISDN-PCIexp-DEVV、ISDN-PCIexp-LDEVV)では、エコーキャンセラ関数が追加されています。エコーキャンセラ関数を使われなかった場合(デフォルト動作)は、エコーキャンセラ機能未使用となります。
エコーキャンセラ機能未使用時の動作は、従来版開発KITご利用時と同じです。
エコーキャンセラ機能を使用される場合は、通話開始後にエコーキャンセラ関数を呼び出してください。
(2012/3/15)
変更点 | 従来版 | 新版 |
---|---|---|
音声開発KITヘッダファイル名 | KmVoice.h | KmPci40Voice.h |
音声開発KITライブラリファイル名 | KmVoice.lib | KmPci40Voice.lib |
音声開発KIT DLLファイル名 | KmVoice.dll | KmPci40Voice.dll |
Bch回線交換開発KITヘッダファイル名 | KmIsdn.h | KmPci40Isdn.h |
Bch回線交換開発KITライブラリファイル名 | KmIsdn.lib | KmPci40Isdn.lib |
Bch回線交換開発KIT DLLファイル名 | KmIsdn.dll | KmPci40Isdn.dll |
Dchパケット開発KITヘッダファイル名 | KmX25.h | KmPci40X25.h |
Dchパケット開発KITライブラリファイル名 | KmX25.lib | KmPci40X25.lib |
Dchパケット開発KIT DLLファイル名 | KmX25.dll | KmPci40X25.dll |
Dchパケット多重開発KITヘッダファイル名 | KmX25.h | KmPci40X25.h |
Dchパケット多重開発KITライブラリファイル名 | KmX25m.lib | KmPci40X25m.lib |
Dchパケット多重開発KIT DLLファイル名 | KmX25m.dll | KmPci40X25m.dll |
変更点 | 従来版 | 新版 |
---|---|---|
音声開発KITヘッダファイル名 | KmVoice.h | KmPci40Voice.h |
音声開発KITライブラリ名 | KmVoice | KmPci40Voice |
Bch回線交換開発KITヘッダファイル名 | KmIsdn.h | KmPci40Isdn.h |
Bch回線交換開発KITライブラリ名 | KmIsdn | KmPci40Isdn |
下記マシンでISDN-PCI通信カードの動作確認を行いました。
Windows版のISDNボード開発キットは、現状VisualC++6.0となっていますが、Visual Studio 2008で、使用可能です。
.NETでも使用可能ですが、.NETの場合は、亀通ボードAPIの直接の呼び出しは不可となりますので、アプリ側で実装時に細工が必要となります。
(2008/10/14)
ISDNボードのCN1は、開発KIT APIのLINE0,CN2はLINE1に対応します。
CN1は、ボードのカードエッジ側、マザーボードに近い方のコネクタとなります。
1回線版(-2Bボード)の場合は、CN1(LINE0)のみ実装されています。
(2007/08/06)
Linux | カーネルバージョン |
---|---|
RedHat Linux 7.2 | 2.4.7-10 |
RedHat Linux 7.3 | 2.4.18-3 |
RedHat Linux 8 | 2.4.18-14 |
RedHat Linux 9 | 2.4.20-8 |
Fedora Core 2 | 2.6.5-1.358 |
Fedora Core 3 | 2.6.9-1.667 |
Fedora Core 3 | 2.6.10-1.770_FC3 |
CentOS 4.3 | 2.6.9-34.EL |
CentOS 4.3 | 2.6.9-34.ELsmp |
CentOS 5.0 | 2.6.18-8.el5 |
CentOS 5.1 | 2.6.18-53.el5 |
knoppix 4.0.2 | 2.6.12 |
Turbolinux 10 server | 2.6.8-6 |
※この他のLinuxについては、お問合せ下さい
※bigmemカーネルには現在対応しておりません。
(2008/06/09)
ISDNボード、ISDN-NTボードのSMPカーネル対応版のAPIが完成しました。
ボードドライバ、APIライブラリの更新が必要となります。対応版をご希望のお客様は、別途ご連絡下さい。
Windows版では、マルチプロセッサ(ハイパースレッド)には、従来より対応済みです。
(2007/03/13)
Dchパケットで、PVC接続される場合は、TEIは固定TEI割当となります。
契約回線のTEI値を確認して、レジストリエディタで次の項目を作成してください。
項目を追加したあとに、パソコンを再起動してください。
(1) 追加する項目(DOWRD値)
名前 TEIValue0(回線0),TEIValue1(回線1)
値 0x00〜0xFF
値がTEIとなります。0x40(64)以上の値の場合、自動割当TEIとなります。
PVCの場合は、非自動割当TEIとなります(0〜63)。
(2) 項目を追加するキー
HKEY_LOCAL_MACHINE
+SYSTEM
+CurrentControlSet
+Enum
+PCI\VEN_178C&DEV_0800&SUBSYS_0800178C&REVxxx
+yyy
+Device Parameters
※上記は2Bボードの例です。4Bボード(2回線版)の場合は
VEN_178C&DEV_0800&SUBSYS_0800178Cが
VEN_178C&DEV_0801&SUBSYS_0801178Cとなります。
又、ISDN-PCI20ボードの場合は、値が違います。
※xxx/yyyは任意の文字です。
※ボード毎にyyyが作成されます。ボードを2枚さしているときはyyyが2つあります。
※yyy中のUINumberがPCIのスロット番号となります。
不明な点はお問合せ下さい。
(2007/01/29)
ISDN-PCIボードの3.3V対応版仕様
ISDN-PCIボードのBchパケット交換(β版)が完成しました。2007-1-Eからサンプル評価の出荷を行う予定です。
ご希望のお客様は、別途ご連絡下さい。
(2006/12/08)
ISDN-PCIボードは、現在P-MP接続の仕様となっております。又、呼毎起動です。
P-P接続をご希望のお客様は、別途ご連絡下さい。
(2006/11/08)
亀通は、PCIボードの規格団体である、PCI-SIGの正規会員です。
亀通ISDNボードは、PCI SIGにVendor IDが登録されています。
亀通ISDNボードVID:$178C
(2006/09/14)
亀通ISDN-PCIボードのAPIをバージョンアップし、音声のボリューム調整のAPIを追加しました。
Linux 音声版 開発KITをお持ちのお客様には、ご連絡いただければ、新しい開発KIT CDを送付いたします。
(2006/08/09)
亀通ISDN-PCIボードのAPIをバージョンアップし、INSボイスワープが使用できるよう、APIを追加しました。
Linux 音声版 開発KITをお持ちのお客様には、ご連絡いただければ、新しい開発KIT CDを送付いたします。
(2006/08/09)
亀通ISDN-PCIボードで、一部のPCIバス延長スロットで動作しないと言う報告を受けています。
亀通ISDN通信ボードは、バスマスタDMAを使用して、回線データをマザーボードのメインメモリに展開しており、PCI延長スロットでは動作しないのではないかと思われます。
尚、通常の一般的なマザーボードでは、動作しない、相性が悪い、と言う様な報告は受けておりません。
X25_Call()でlcnに0が指定されたときは、max_lcnより自動的に空いているLCN番号を割り当てます。
この時、例えばmax_lcnに8が指定されていると、ISDN通信ボードはlcnを8から順に割り当てていきます。
これは、LCN番号の割当てが、回線からの着信時、LCNが小さい順に割り当てられるのに対して、端末側からの発信時に、大きい方からLCN番号を割り当てる事で、LCNの取得がスムーズに行われる様にしている為です。
パケット8多重契約回線で動作したシステムを、他の例えば2多重契約の回線で使用しようとした場合、ISDNボードへのmax_lcnの設定を2に変更して頂かないと、8から割り当てる事になるため、動作しなくなります。
LCGN,LCNは回線契約と同じ設定になる様に、注意して設定して下さい。
このイベントを受信した場合は、必ずX25_Close()を行い、ISDN回線をクローズしてください。
但し、コールバック関数内からはX25_Close()を行わないでください。
ISDN-PCIボードの、コールバック関数内で、Isdn_Close,X25_Close、Voice_Close等の関数を呼び出さないようにして下さい。
現在、音声制御に対応しているのは、2回線版のボード(-4B)のみです。
これは、JATE認定取得時に2回線版のボードで、音声通話に関する、JATE申請を行った為です。
このため1回線版のISDN通信ボードでは、音声対応は不可となっております。
現在開発中の次期ボードでは、1回線版でも音声が使用できるようにいたします。
ISDN通信ボードで、104等の特番にかけた場合、実際に網と接続されないので、コネクトのイベントが上がりません。
インバンドトーンのイベントが上がって来た時に、コネクトと同じ処理(音声の送出許可)をする必要があります。
Dchパケット通信時の、ATコマンドの使用例を示します。
【Dchパケット回線契約内容】
スループットクラスネゴシエーション:要
フロー制御パラメータ ウィンドサイズ:要
フロー制御パラメータ パケット長:要
任意クラス/自動割り当てTEI
パケット多重化機能:1
相手固定接続機能:0
Dビット修飾機能:否
最大パケット長:256オクテット
デフォルトスループットクラス:9600
LCGN:0 / VC(発着両用) / LCN数:1
at$d0=0$p0=0$p1=0$p2=0$p3=0$p4=1$p7=2$p8=2$p9=7$p10=7$p11=10$p12=10$i4=16 | |
$d0=0 | DTEフレーム未使用 |
$p0=0 | DchパケットVC |
$p1=0 | Dbit:0 Qbit:0 モジュロ:8 着信課金:要求しない 着信課金:拒否 ファストセレクト無し |
$p2=0 | LCGN:0 |
$p3=0 | LCN:自動割当 |
$p4=1 | LCN数:1 |
$p7=2 | 送信ウインドウサイズ:2 |
$p8=2 | 受信ウインドウサイズ:2 |
$p9=7 | 送信パケットサイズ:128 |
$p10=7 | 受信パケットサイズ:128 |
$p11=10 | スループットクラス:9600 |
$p12=10 | スループットクラス:9600 |
$i4=16 | 音声着信:不可 V110着信:不可 HDLC着信:不可 Dchパケット着信:可 |
他の値はデフォルト値を使用。発呼ATコマンドはATDDを使用する。 |
at$d0=0$p0=0$p1=0$p2=0$p3=0$p4=1$p7=2$p8=2$p9=7$p10=7$p11=10$p12=10$i4=16 | |
OK | |
ATDDxxxx *1234 | ←パケット通信で電話番号xxxxサブアドレス1234に電話をかける |
CONNECT 115200 | ←接続 |
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ |
接続してから切断されるまでの間、DTEから入力したデータを、回線にDchパケットデータとして出力します。 DTEからのデータはATコマンドの設定にもよりますが、この例では、DTEから入力したデータをTAモジュールでいったんバッファリングしていき一定時間経過後、回線にDTパケットとして出力します。 |
+++ ATH NO CARRIER |
←ATHで切断します |
ISDNボードで、パケット通信時、サブアドレスを使用する場合は、DECコードを指定して下さい。
INS-P | ||
TAモジュール | -------------X-------------- | ISDN-PCIボード |
ATDDxxxx*1234 | → | DECコード指定 |
※サブアドレス'1234'を指定して発呼 |
又、この時、サブアドレスの長さは、偶数になるようにして下さい。
'ATDDxxxx*12' | ○ |
'ATDDxxxx*123' | × |
'ATDDxxxx*1234' | ○ |
'ATDDxxxx*12345' | × |
ISDNボードから、発呼する場合も、偶数にして下さい。
Dchパケット通信を行う場合、TAモジュールに設定したLCGN/LCNの値と、回線契約で指定したLCGN/LCNの値が違っていると、通信できませんので、ご注意ください。
回線契約 | LCGN:00 |
LCN数:1 |
ATコマンドでの設定:AT$p2=0$p3=0$p4=4
このように設定すると、LCN=4となり、接続できません。
回線契約では、LCN数が1となっていますので、自動割当の場合でも、$P4のLCN数は1を指定して下さい。
ATコマンドでの設定:AT$p2=0$p3=0$p4=1
ATコマンドの$P4レジスタの記載が、間違っていましたのでご連絡いたします。
* $P4 | LCN数 |
*0 範囲:0..255 | |
【誤】 AT$P2=0のときに1〜LCN数の範囲でLCN番号を自動的に割り当てます。 AT$P2=0/AT$P3=0とするとLCNが割り当てられないため接続できません。 |
|
【正】 AT$P3=0のときに1〜LCN数の範囲でLCN番号を自動的に割り当てます。 AT$P3=0/AT$P4=0とするとLCNが割り当てられないため接続できません。 |
お問合せは、「お問い合わせフォーム」をご利用いただくか、下記へご連絡下さい。
TEL:052-486-1392
FAX:052-486-1393
E-MAIL:support2@kametsu.co.jp
サポート係り宛
亀通のISDN製品は、同じ電話番号に続けて3回再発信を行うと、4回目から発信動作を行いません。
4回目の接続動作は、最後に発信動作を行ってから、3分後となります。
これは、JATE規格で定められた、自動による再発信規制に対応している為です。
その他のご質問は「お問い合わせフォーム」よりお願い致します。